介護で必須!「近位」ってどんな意味?
介護の現場では、体の部位を正確に伝えることが非常に重要になります。たとえば、麻痺のある方の左腕に症状がある場合、「左腕全体」なのか、「肘から先」なのか、「肩に近い部分」なのか、など、より具体的に伝える必要があります。
このような場合に役立つのが、「近位」や「遠位」といった用語です。これらの用語を使うことで、体のどこを指しているのかを明確に伝えることができます。
「近位」とは、体の付け根に近い部分のことを指します。例えば、「腕の近位」というと、肩に近い上腕部分を指します。逆に、「遠位」は体の付け根から遠い部分を指し、「腕の遠位」は、肩から遠い手首部分を指します。
これらの用語は、医療現場でも使われていますが、介護の現場でも、利用者の方の状態を正しく把握し、適切なケアを提供するために欠かせないものです。ぜひ、この機会に「近位」「遠位」といった用語を覚えて、日々の介護に役立てていきましょう。