
介護施設における集団感染を防ぐために
高齢者が多く、免疫力が低下している方が多い介護施設において、感染症の集団発生は大きな脅威となります。まずは、集団感染とは何か、基本的な知識を分かりやすく押さえておきましょう。
集団感染とは、ある一定の期間内に、特定の施設や集団の中で、同じ病原体による感染症が、通常よりも多くの発生が見られる状態を指します。これは、施設内で感染者が発生した場合、その方と接触する機会が多い他の利用者や職員へと、感染が広がりやすいという介護施設の特徴が大きく関係しています。