アウトブレイク

福祉用語について

介護施設における集団感染を防ぐために

高齢者が多く、免疫力が低下している方が多い介護施設において、感染症の集団発生は大きな脅威となります。まずは、集団感染とは何か、基本的な知識を分かりやすく押さえておきましょう。 集団感染とは、ある一定の期間内に、特定の施設や集団の中で、同じ病原体による感染症が、通常よりも多くの発生が見られる状態を指します。これは、施設内で感染者が発生した場合、その方と接触する機会が多い他の利用者や職員へと、感染が広がりやすいという介護施設の特徴が大きく関係しています。
福祉用語について

介護施設におけるアウトブレイクを防ぐ

「アウトブレイク」 という言葉は、ニュースなどで耳にする機会も多いかもしれません。医療や介護の現場においては、ある感染症が短期間に、限られた範囲で、通常よりも多くの人に発生することを指します。 例えば、インフルエンザやノロウイルスなどが、介護施設の入居者や職員の間で急速に広がってしまう状況が、アウトブレイクにあたります。高齢者や基礎疾患のある方が多い介護施設では、いったん感染症が発生してしまうと、重症化したり、最悪の場合、命に関わる事態に発展する可能性も高いため、特に注意が必要です。