ラクナ梗塞

高齢者の病気について

多発性脳梗塞とは?症状と介護のポイント

- 多発性脳梗塞の原因と症状 多発性脳梗塞は、脳の複数の場所で小さな梗塞が繰り返し起こる病気です。 脳の血管が詰まり、その先の細胞に血液が行き渡らなくなることで、様々な神経症状が現れます。 なぜ血管が詰まってしまうのか、その原因は主に動脈硬化にあります。動脈硬化は、血管の壁にコレステロールなどが溜まり、血管が硬く狭くなってしまう状態です。 症状は詰まった血管の位置や大きさによって異なり、手足の麻痺やしびれ、言語障害、視覚障害、めまい、ふらつき、歩行困難、嚥下障害などがみられます。 初期症状は一時的に現れてすぐに消える場合もあるため、見逃してしまうケースも少なくありません。しかし、放置すると認知機能の低下や寝たきり状態に進行する可能性もあるため、早期発見・早期治療が非常に重要です。
高齢者の病気について

認知症リスクを高める?ラクナ梗塞とは

ラクナ梗塞とは、脳の深部にある細い血管が詰まることで起こる脳梗塞の一種です。脳の深部には、栄養や酸素を脳の深部に供給する細い血管が網目状に広がっています。この細い血管が動脈硬化などで詰まると、その先の脳組織が壊死してしまいます。これがラクナ梗塞です。ラクナ梗塞は、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がリスク因子となります。また、加齢によっても発症リスクは高まります。 ラクナ梗塞は、詰まった血管が細いことや、脳の深部で起こることから、症状が出にくいという特徴があります。そのため、気づかないうちに発症していることも少なくありません。自覚症状がないまま放置すると、認知症のリスクが高まる可能性があります。