二酸化炭素

福祉用語について

介護の基本!気道の重要性とケア

「気道」は、鼻や口から肺まで、空気の通り道となっている器官のことです。 呼吸をするために無くてはならない大切な器官ですが、 具体的には、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支などが挙げられます。 これらの器官を通して、私たちは酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を排出しています。
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高齢者のためのやさしいガス交換の話

私たちの体にとって、呼吸は欠かせないものです。息を吸うと、体の中に酸素を取り込み、息を吐くと、体の中に溜まった二酸化炭素を体の外に出しています。この、酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する一連の流れを「ガス交換」と呼びます。 ガス交換は、肺で行われています。肺の中には、小さな空気の袋がたくさん詰まっており、この空気の袋と毛細血管の間で、酸素と二酸化炭素の交換が行われているのです。 イメージとしては、酸素は体中に届けられるプレゼント、二酸化炭素は不要になったゴミのようなものです。プレゼントを持ったトラック(酸素)が肺にやってきて、肺でゴミ(二酸化炭素)を回収し、代わりにプレゼントを積み込みます。そして、プレゼントを乗せたトラックは、体の隅々まで酸素を届けるために、再び出発するのです。
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介護における「呼気」とは?

呼吸は、吸気と呼気という2つの動作から成り立っています。 吸気は酸素を体内に取り込む動作であるのに対し、呼気は体内で発生した二酸化炭素を体外に排出する動作を指します。 介護において、利用者の呼吸状態を把握することは非常に重要です。呼吸は生命維持に直結するだけでなく、その方の体調や変化をいち早く察知するための重要なサインとなるからです。特に、呼気は意識せずに自然と行われるため、リラックス状態や体調変化が現れやすいという特徴があります。 呼気の観察を通して、呼吸の回数や深さ、リズム、苦しさなどを把握することで、体調不良の兆候を早期に発見したり、病気の悪化を防いだりすることに繋がります。