
介護と食塩:健康寿命を延ばす食事とは?
健康寿命とは、介護を必要とさず、自立して生活できる期間を指します。近年、この健康寿命を延ばすために、日々の食生活に注目が集まっています。中でも、食塩の摂取量は、健康寿命に大きく関わっていることが分かっています。
厚生労働省が推奨する食塩摂取量の目標値は、1日あたり男性で8g未満、女性で7g未満です。しかし、実際には多くの日本人がこの目標値を超えて食塩を摂取しています。食塩の過剰摂取は、高血圧のリスクを高め、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患を引き起こす可能性があります。これらの疾患は、要介護状態となる原因の1つとなるため、食塩の摂取量を適切にコントロールすることは、健康寿命を延ばす上で非常に重要と言えるでしょう。