内分泌腺

福祉用語について

高齢者介護と内分泌の関係

私たちの体には、健康を維持するために、さまざまな器官が連携して働く複雑なシステムが存在します。その中でも、ホルモンと呼ばれる化学物質を使って体の機能を調整するのが「内分泌系」です。 例えるなら、ホルモンは体中にメッセージを届ける「郵便配達員」のようなもの。脳の下垂体や甲状腺、副腎といった器官から分泌されたホルモンは、血液に乗って全身をめぐり、特定の細胞に働きかけて体の状態を整えています。 この内分泌系、実は加齢によって変化しやすいという特徴があります。ホルモンの分泌量が減ったり、逆に増えすぎたりすることで、体のバランスが崩れ、様々な不調が現れることも。高齢者介護において、内分泌系の知識を持つことは、利用者さんの体の変化を理解し、よりきめ細やかなケアを提供するためにとても大切なのです。
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介護と副甲状腺:知っておきたいその役割

副甲状腺は、甲状腺の裏側にある、米粒ほどの小さな臓器です。名前は似ていますが、甲状腺とは全く異なる働きをしています。体の中に4つあり、それぞれがカルシウムの量を調整するホルモンを分泌しています。小さくて目立たない臓器ですが、私たちの健康にとって非常に重要な役割を担っています。