
介護の基礎知識:内転ってどんな動き?
内転とは、体の中心線に向かって身体の一部を動かす動作のことを指します。例えば、両足を揃えて立っている状態から、片足を横に上げた後、再び元の位置に戻す動作は内転の動きです。椅子に座った状態で、足を広げてから閉じる動きも内転になります。
介護の現場では、歩行や立ち上がり、起き上がりなどの動作において、内転の動きが非常に重要になります。これらの動作を行う際に、内転筋群と呼ばれる筋肉が適切に機能することで、身体を支えたり、バランスを保ったりすることができるのです。