高齢者の病気について 知って安心！尿閉の基礎知識と対処法
- 尿閉とは？症状と原因を解説
「尿閉」とは、膀胱に尿が溜まっているにも関わらず、尿意があっても自力で排尿できない状態を指します。
主な症状としては、残尿感や下腹部痛、頻尿、尿意切迫感などが挙げられます。
尿閉は命に関わるケースもあるため、これらの症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。
尿閉の原因は様々ですが、大きく分けて「前立腺肥大症」「神経因性膀胱」「尿路結石」の3つが挙げられます。
特に、中高年男性に多い前立腺肥大症は、尿道が圧迫されることで尿閉を引き起こしやすいため注意が必要です。
また、糖尿病や脳卒中などの病気によって神経が障害され、膀胱の機能が低下することで尿閉が起こる「神経因性膀胱」も、高齢者を中心に増加傾向にあります。
さらに、尿路結石が尿管に詰まることで尿の流れが妨げられ、尿閉を引き起こすケースもあります。
このように、尿閉の原因は多岐にわたるため、自己判断せず、医療機関を受診して適切な診断と治療を受けるようにしましょう。
