
介護における「呼気」とは?
呼吸は、吸気と呼気という2つの動作から成り立っています。 吸気は酸素を体内に取り込む動作であるのに対し、呼気は体内で発生した二酸化炭素を体外に排出する動作を指します。
介護において、利用者の呼吸状態を把握することは非常に重要です。呼吸は生命維持に直結するだけでなく、その方の体調や変化をいち早く察知するための重要なサインとなるからです。特に、呼気は意識せずに自然と行われるため、リラックス状態や体調変化が現れやすいという特徴があります。
呼気の観察を通して、呼吸の回数や深さ、リズム、苦しさなどを把握することで、体調不良の兆候を早期に発見したり、病気の悪化を防いだりすることに繋がります。