
介護と強直:知っておきたい基礎知識
「強直」とは、筋肉が異常に緊張し、硬くなってしまう状態を指します。本来、筋肉は脳からの信号によって収縮と弛緩を繰り返していますが、この指令系統に異常が生じると、筋肉が緊張したままの状態になってしまうのです。
強直が起こると、関節が動かしにくくなるだけでなく、痛みを伴うこともあります。さらに、症状が進むと日常生活に支障をきたし、介護が必要となるケースも少なくありません。
強直は、脳卒中やパーキンソン病などの病気によって引き起こされることが多いですが、長時間の同じ姿勢や冷えなどによって一時的に起こることもあります。