感染症予防

福祉用語について

介護現場の必需品!低水準消毒薬を使いこなそう

低水準消毒薬とは、細菌や真菌など、幅広い微生物を殺滅できる消毒薬です。ただし、芽胞と呼ばれる、一部の細菌が作る耐久性の高い状態のものに対しては効果がないため、「低水準」と呼ばれています。 介護現場では、床や家具、トイレ、入浴介助用品など、様々な場所の消毒に用いられています。 低水準消毒薬には、逆性石けん、塩化ベンザルコニウム、両性界面活性剤など、様々な種類があります。それぞれ特徴や使用上の注意点が異なるため、適切なものを選ぶことが重要です。
高齢者の健康のために

介護の基礎知識:陰部洗浄の重要性と正しい方法

- 陰部洗浄とは?その目的と重要性 陰部洗浄とは、排泄後や入浴時に、陰部とその周辺を清潔に保つためのケアです。 これは、単に汚れを落とすだけでなく、皮膚トラブルや感染症を予防し、快適な生活を送るために非常に重要です。 特に、自分でトイレに行ったり体を拭いたりすることが難しい方にとっては、介護者が適切な陰部洗浄を行うことが重要になります。 清潔を保つことで、かぶれや炎症、不快感などを軽減し、高齢者の尊厳を保つことにもつながります。
高齢者の健康のために

介護の基本!『手指衛生』で感染症予防

手指衛生とは、石けんと流水による手洗い、または速乾性アルコール手指消毒剤による手指消毒を行うことで、手指に付着した病原微生物を取り除き、感染症のリスクを減らす取り組みです。 介護の現場では、利用者様と密接に関わるため、手指を介した感染症の拡大を防ぐ上で非常に重要となります。 手指衛生は特別なものではなく、日常的に行うべき基本的な感染予防策です。正しい方法を身につけ、こまめな実施を心掛けましょう。
高齢者の健康のために

介護現場における大腸菌対策

大腸菌は、私たちのお腹の中に住んでいる細菌の一種です。ほとんどの大腸菌は無害で、むしろ健康を維持するために役立っています。しかし、中には食中毒の原因となる有害な大腸菌も存在します。このような大腸菌は、汚染された食品や水、または感染者との接触によって体内に侵入し、下痢や腹痛などの症状を引き起こします。特に、高齢者や免疫力が低下している人は重症化するリスクが高いため、注意が必要です。
高齢者の健康のために

介護施設の敵!?バイオフィルムを知っていますか?

細菌は単独で存在しているとは限りません。水中の岩や歯の表面など、様々な場所に付着し、ぬるぬるとした膜状になって集団を形成することがあります。この膜は細菌が出す粘液によって作られており、「バイオフィルム」と呼ばれています。バイオフィルムは細菌にとって、外部環境から身を守り、栄養を共有するための「家」のような役割を果たしています。
福祉用語について

介護現場で知っておきたい感染症法

- 感染症法とは?介護現場における重要性 感染症法は、感染症の発生、まん延を防ぎ、国民の生命と健康を守ることを目的とした法律です。介護現場は、高齢者や基礎疾患を持つ方が多く利用するため、感染症が発生すると重症化のリスクが高く、特に重要な意味を持ちます。 感染症法では、感染症の種類に応じた予防策やまん延防止策が定められています。 介護従事者は、これらの法律を理解し、日々の業務に適切に適用することで、利用者の安全を守ることができます。具体的には、標準予防策の徹底、感染症の疑いがある場合の速やかな対応、感染経路に応じた適切な予防策の実施などが求められます。 感染症法を正しく理解し、実践することは、介護従事者自身の安全を守る上でも重要です。感染症のリスクと向き合いながら、安全で安心な介護サービスを提供するために、感染症法の知識を深めていきましょう。
福祉用語について

介護現場の必須知識!感染対策の基本と実践

介護における感染対策とは、介護サービス利用者と職員、双方を感染症から守るための取り組みです。高齢者や基礎疾患のある方は、感染症にかかると重症化しやすいため、特に注意が必要です。 介護現場では、食事、排泄、入浴などの身体介助を通して、利用者と職員の接触が避けられません。そのため、適切な感染対策を講じることは、安全な介護サービスを提供するために不可欠といえます。
福祉用語について

介護現場の必須アイテム!塩素系消毒液の正しい使い方

介護現場では、利用者様の健康を守るため、感染症対策は非常に重要です。その中でも、塩素系消毒液は、強力な殺菌効果を持つことから、広く使用されている消毒薬です。 塩素系消毒液は、ノロウイルスやインフルエンザウイルスなど、様々な種類のウイルスや細菌に対して有効です。そのため、嘔吐物や排泄物の処理、床やテーブルなどの環境表面の消毒など、幅広い用途で使用されています。 適切に使用することで、感染症のリスクを大幅に減らし、利用者様と職員の安全を守ることができるため、介護現場において塩素系消毒液は必要不可欠なアイテムと言えるでしょう。
高齢者の病気について

介護現場で注意!白癬の基礎知識と予防法

白癬とは、皮膚糸状菌というカビが皮膚の角質層に寄生することで起こる感染症です。いわゆる「水虫」も白癬の一つですが、足だけでなく、頭部、顔、体、手など体のどこにでも発症する可能性があります。感染力が強く、接触感染だけでなく、タオルや床などを介した間接的な接触によっても感染するため、特に高齢者が多い介護施設では注意が必要です。
福祉用語について

介護現場における塩素系漂白剤の安全な使い方

塩素系漂白剤は、その強力な除菌・漂白作用から、介護現場の衛生管理に欠かせないアイテムです。 主成分である次亜塩素酸ナトリウムが、細菌やウイルスなどの微生物のタンパク質を破壊することで、強力な効果を発揮します。 市販されているものは液体タイプや粉末タイプなど様々で、用途や対象物に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。
福祉用語について

介護における「滅菌」の基礎知識

「滅菌」とは、あらゆる微生物を完全に死滅または除去することを指します。 これは、細菌、ウイルス、真菌など、種類や形態を問わず、すべての微生物を対象としています。 医療や介護の現場においては、感染症のリスクを最小限に抑え、安全なケアを提供するために非常に重要なプロセスです。
福祉用語について

介護の基礎知識:熱水消毒で清潔・安全に

熱水消毒とは、その名の通り、熱湯を使って細菌やウイルスなどの微生物を殺菌・消毒する方法です。 介護の現場では、感染症予防のために、食器や排泄介助用品、リネン類など、様々な物の消毒に熱湯が活用されています。 熱水消毒は、薬剤を使わないため、人体や環境への影響が少ない消毒方法として、注目されています。
高齢者の健康のために

介護の基礎!衛生的手洗いをマスターしよう

介護の現場では、利用者様の安全を守るため、衛生管理が何よりも重要です。 その中でも基本となるのが「衛生的手洗い」です。 これは、目に見えないばい菌を洗い流し、感染症のリスクを減らすための大切な行為です。 普段何気なく行っている手洗いですが、介護の現場では、より高いレベルでの衛生意識と、正しい手順の習得が必要とされます。
福祉用語について

介護現場の消毒に潜む危険性~次亜塩素酸ナトリウムの正しい使い方~

高齢者の方々が日々生活する介護現場では、感染症対策が非常に重要です。体力や免疫力が低下している方が多いため、いったん感染症が発生してしまうと、重症化したり、集団感染に繋がったりするリスクが高まります。そのため、日頃から施設内を清潔に保ち、ウイルスや細菌の蔓延を防ぐための取り組みが欠かせません。