介護の食事に必須?食物繊維を解説
加齢によって身体の機能が低下するのは自然なことですが、特に顕著に現れやすいのが「お腹の調子」の変化です。便秘がちになったり、逆に下痢をしやすくなったりと、その症状は人それぞれ。これは、消化器官の動きが弱まり、便通がスムーズにいかなくなることが原因として挙げられます。
このような状況下で注目されているのが「食物繊維」。食物繊維は、消化を助けるだけでなく、腸内環境を整え、排便を促す効果も期待できます。つまり、高齢者の抱える便秘や下痢といった悩みに対し、食事面からアプローチできるというわけです。
さらに、食物繊維は血糖値の上昇を抑えたり、コレステロール値を改善したりする効果も期待されており、生活習慣病の予防にも役立つと考えられています。高齢者の健康維持にとって、食物繊維は非常に重要な栄養素と言えるでしょう。