痛風

高齢者の食事について

介護とプリン体:知っておきたい食事のポイント

プリン体とは、私たちの体のすべての細胞に存在する物質で、DNAやRNAといった遺伝情報の構成成分です。 食事から摂取したり、体内で作られたりしますが、分解されると尿酸が生じます。通常、尿酸は腎臓でろ過され、尿として排出されます。しかし、尿酸が体内に過剰に蓄積されると、痛風のリスクが高まることが知られています。
高齢者の病気について

介護現場における痛風ケア

- 痛風とは?高齢者に多い理由とは 痛風は、血液中に尿酸が増えすぎることで起こる病気です。尿酸は、プリン体という物質が体内で分解されてできる老廃物で、通常は腎臓でろ過され、尿として排出されます。しかし、何らかの原因で尿酸が過剰に作られたり、排出がうまくいかなくなったりすると、血液中の尿酸値が高くなります。この状態が高尿酸血症です。 高尿酸血症が続くと、余分な尿酸が関節などに鋭い針状の結晶となって蓄積し、ある日突然、激しい関節の痛みや腫れを引き起こします。これが痛風発作です。 痛風はかつて、「贅沢病」とも呼ばれ、食生活の欧米化に伴い、患者数が増加しています。高齢者に痛風が多い理由としては、加齢とともに腎機能が低下し、尿酸の排泄能力が落ちることが挙げられます。また、高齢者は複数の病気を持つことが多く、服用している薬の影響で尿酸値が上がりやすくなることも関係しています。
高齢者の病気について

介護と代謝異常:知っておきたい基礎知識

私たちの体は、常に食べ物から栄養を取り込み、エネルギーへと変換しています。そして、不要になったものを体外へと排出しています。 この一連の流れを「代謝」と呼びますが、何らかの原因でこの代謝がうまくいかなくなった状態を「代謝異常」と言います。 代謝異常は、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病を引き起こすリスクを高めることが知られています。これらの病気は、心臓病や脳卒中などの重篤な疾患につながる可能性もあるため注意が必要です。