脳血管障害

高齢者の病気について

介護と脳卒中:知っておきたい基礎知識

脳卒中とは、脳の血管に障害が起こることで、脳の機能が損なわれる病気です。 脳は、身体の動きや感覚、言語、思考などをコントロールする重要な器官であるため、脳卒中を発症すると、麻痺や言語障害、意識障害など、様々な後遺症が残ることがあります。 脳卒中には、大きく分けて「脳梗塞」と「脳出血」の2種類があります。脳梗塞は、脳の血管が詰まることで脳細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなる病気です。一方、脳出血は、脳の血管が破れて出血し、脳細胞が損傷を受ける病気です。 脳卒中の発症リスクを高める要因としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、飲酒、運動不足、肥満、ストレスなどが挙げられます。 また、加齢も脳卒中の発症リスクを高める要因の一つです。 脳卒中は、早期発見・早期治療が非常に重要です。後遺症を残さないためには、発症した際に迅速な対応が必要です。脳卒中の症状としては、顔面麻痺、腕の脱力、言葉の障害などが挙げられます。これらの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
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夜の不安を理解する~夜間せん妄

夜間せん妄とは、主に夜間に発生する一時的な意識障害のことです。 意識が混乱したり、幻覚を見たり、落ち着きがなくなったり、周囲とのコミュニケーションが困難になるといった症状が現れます。 日中は比較的落ち着いて過ごせることが多いですが、夜になると症状が悪化する傾向があります。
福祉用語について

誤嚥を防ぐ「喉頭蓋」の役割と機能障害

私たちは、無意識のうちに呼吸をしながら、食事を楽しむことができます。この「呼吸」と「食事」をスムーズに行き分けるために重要な役割を担っているのが、喉頭蓋と呼ばれる器官です。喉頭蓋は、のどの奥、舌の根元近くに位置する、木の葉のような形をした軟骨でできています。普段は、気道を開いた状態にして呼吸をスムーズに行えるようにしています。そして、食べ物を飲み込む際には、喉頭蓋が後方に倒れ込むことで気道を塞ぎ、食べ物や飲み物が気管に入らないように蓋をする役割を担っています。このように喉頭蓋は、私たちが安全に食事を摂る上で、無くてはならない重要な器官と言えるでしょう。
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介護に必要な知識:意識障害とは?

- 意識障害とは何か症状と状態 意識障害とは、周囲の状況や自分自身の状態を正しく認識することができなくなったり、周りの人とのコミュニケーションがうまく取れなくなったりする状態を指します。 意識障害は、その症状の程度によっていくつかの段階に分けられます。 * -軽度な意識障害-ぼーっとしていたり、反応が遅くなったりする状態。 * -中等度な意識障害-呼びかけに対して反応が鈍く、質問の意味を理解することが難しい状態。 * -重度な意識障害-呼びかけに全く反応せず、自分の力で身体を動かすこともできない状態。 意識障害は、様々な原因で起こる可能性があります。 * -脳卒中- * -頭部外傷- * -低血糖- * -薬物の影響- * -高熱- 介護の現場においては、意識障害のある方に対して、安全を確保することと状態の変化にいち早く気づくことが非常に重要です。
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介護と脳血管障害:知っておきたい基礎知識

脳血管障害とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳に障害が起こる病気の総称です。 脳は、身体の機能をコントロールする司令塔であるため、脳血管障害が起こると、麻痺や言語障害など、様々な障害が現れることがあります。代表的な脳血管障害として、脳梗塞と脳出血があります。
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介護と脳梗塞:知っておきたい基礎知識

脳梗塞とは、脳の血管が詰まってしまう病気です。脳は、体中に指令を出す司令塔のような役割を担っており、たくさんの酸素と栄養を必要とします。 脳に血液を送る血管が詰まってしまうと、脳細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなり、脳細胞がダメージを受けてしまうのです。 このダメージによって、体の麻痺やしびれ、言葉の障害、意識障害など、様々な症状が現れます。詰まり方や場所、範囲などによって症状は異なり、命に関わる場合もあります。