
介護保険と全身性エリテマトーデス
全身性エリテマトーデス(SLE)は、体の多くの臓器に炎症を引き起こす自己免疫疾患です。自己免疫疾患とは、本来、細菌やウイルスなどの外敵から体を守るはずの免疫システムが、自分の体の一部を攻撃してしまう病気です。SLEは、皮膚、関節、腎臓、心臓、肺、神経など、体の様々な部分を攻撃する可能性があります。
SLEの症状は人によって大きく異なり、発熱、倦怠感、関節痛、顔面紅斑、脱毛など、風邪や他の病気と間違えやすい症状が出ることもあります。また、症状が突然現れたり消えたりすることも多く、診断が難しい病気としても知られています。
SLEは、今のところ完全に治す方法はありませんが、適切な治療と生活管理によって、症状をコントロールし、日常生活を送ることは十分可能です。SLEと診断された場合は、医師の指示に従って治療を続けることが大切です。