認知障害

福祉用語について

介護の現場で知っておきたい『失認』

- 介護の現場で知っておきたい『失認』 -# 失認とは何か? 失認とは、視力や聴力、触覚などの感覚機能や、意識、知能には問題がないにも関わらず、脳の損傷によって、視覚、聴覚、触覚などの情報が正しく認識できなくなる状態のことを指します。 例えば、目の前にりんごがあっても、それがりんごだと認識できなかったり、家族の顔を見ても誰だかわからないといった症状が現れます。 介護の現場では、認知症の症状の一つとして失認が現れることが多く、利用者の方の行動を理解する上で重要な知識となります。
福祉用語について

介護とメンタルヘルス:知っておきたい基礎知識

介護は、心身に大きな負担がかかるものです。そのため、介護者自身のメンタルヘルスを良好に保つことが非常に重要になります。介護者の心身の健康状態は、適切な介護の提供や、介護者と要介護者との良好な関係構築に大きく影響するからです。 介護者のメンタルヘルスが悪化すると、集中力や判断力の低下、イライラしやすくなる、感情の起伏が激しくなるといった症状が現れることがあります。これらの症状は、介護の質の低下に繋がりかねず、最悪の場合、要介護者に対する虐待に発展する可能性も否定できません。 また、介護者は、自身の心身の不調を我慢してしまうケースも多く、それがさらに症状を悪化させるという悪循環に陥りやすい点も問題です。 介護とメンタルヘルスの関係性を正しく理解し、自分自身の心身にしっかりと目を向けることが大切です。