
介護用語解説:支援費制度とは?
支援費制度は、2003年4月から2006年3月まで実施されていた、介護保険制度導入前の福祉サービスの制度です。身体障害者手帳、療育手帳、精神保健福祉手帳のいずれかの交付を受けている方を対象に、障害の種別や程度に応じて、必要なサービスの費用を国や自治体が負担していました。具体的には、ホームヘルプサービスやデイサービス、ショートステイなどのサービスを、利用者の負担能力に応じて設定された利用料を支払うことで受けることができました。
しかし、利用者負担の公平性の観点や、サービスの質向上、利用者の選択の幅を広げる必要性などが指摘され、2006年4月からは障害者自立支援法に基づく制度に移行しました。支援費制度は、現在の障害者福祉サービスの基礎となった制度と言えるでしょう。