
中心静脈栄養(IVH)とは?
中心静脈栄養(IVH)とは、栄養状態を改善・維持するために、高カロリーの栄養輸液を太い静脈から投与する方法です。
口や胃腸からの栄養摂取が困難な場合に、この方法が選択されます。具体的には、腸閉塞、消化管手術後、吸収不良症候群、がん治療中などで十分な栄養を摂取できない場合などが挙げられます。
中心静脈栄養では、ブドウ糖やアミノ酸、脂質、ビタミン、ミネラルなどを配合した輸液を、心臓に近い太い静脈(中心静脈)に留置したカテーテルを通して直接注入します。
これにより、効率的に栄養を補給することができます。