高齢者の病気について 尿が少ない?知っておきたい『乏尿』の危険性 健康のバロメーターともいえる尿。その量は、体の状態を如実に表しています。しかし、普段から自分の尿量を気に掛ける人は少ないのではないでしょうか? 実は、尿量が極端に少ない状態が続くと、体に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。 今回は、尿量が減ってしまう『乏尿(ぼうにょう)』について解説していきます。 乏尿が引き起こす病気や、その原因、適切な対処法などを知って、健康的な毎日を送りましょう。 2024.06.07 高齢者の病気について
高齢者の病気について 見えない脅威「ヒゼンダニ」を知ろう ヒゼンダニは、肉眼ではほとんど見えないほど小さなダニの一種です。体長は0.3mm~0.5mmほどしかなく、透明な体をしているため、肉眼で発見することは非常に困難です。この小さな体に似合わず、強いかゆみを引き起こす厄介な存在です。主に人の皮膚に寄生し、「疥癬」という皮膚病を引き起こすことで知られています。 2024.06.08 高齢者の病気について
高齢者の健康のために 介護現場要注意!知っておきたい「ベロ毒素」 「ベロ毒素」という言葉を耳にしたことはありますか?食中毒の原因として知られる、非常に強力な毒素です。 介護現場では、食中毒の発生は利用者の健康を脅かす重大なリスクとなります。今回は、介護現場で働く方が知っておくべき「ベロ毒素」の基本情報や予防策について詳しく解説していきます。 2024.06.07 高齢者の健康のために
高齢者の食事について 高齢者の低栄養、そのリスクと対策とは? 近年、高齢者の間で「低栄養」が大きな問題となっています。低栄養とは、単に食事量が不足している状態ではなく、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足している状態を指します。 高齢者は加齢に伴い、食欲の低下や消化機能の衰えなどから、必要な栄養量を摂取することが難しくなりがちです。また、持病や服用している薬の影響で、栄養の吸収が悪くなったり、特定の栄養素が不足しやすくなることもあります。 低栄養は、免疫力の低下や筋力低下、骨粗鬆症などを引き起こし、感染症や転倒のリスクを高めるだけでなく、寝たきりや要介護状態になるリスクを高めるなど、健康寿命を縮める大きな要因の一つと言えるでしょう。 2024.06.07 高齢者の食事について
認知症について 知っておきたい「老人斑」と脳の老化 誰もが迎える老後。歳を重ねるにつれて、物忘れが増えたり、思考力が低下したりするなど、脳の老化を感じる場面が出てくるかもしれません。 このような脳の老化現象に深く関わるとされているのが、「老人斑」です。 「老人斑」とは、アミロイドβというタンパク質が脳内に蓄積し、凝集して塊となったものです。 アミロイドβは、本来は脳の細胞間の情報伝達などに関わる重要な役割を担っていますが、加齢などによって代謝が追いつかなくなると、脳内に蓄積してしまうと考えられています。 そして、蓄積したアミロイドβは、周囲の神経細胞に悪影響を及ぼし、脳の機能を低下させてしまうのです。 2024.06.08 認知症について
認知症について 認知症の異食行動:原因と対策 認知症の症状として、「異食」と呼ばれる摂食行動の異常が見られることがあります。異食とは、通常食べないものを口に入れてしまう行動のことを指します。食べ物ではないもの、例えば、紙や布、プラスチック、石などを口にしてしまうことがあります。 認知症の方が異食行動を起こす原因は、まだはっきりと解明されていません。しかし、脳の機能低下によって、「食欲を制御する機能」や「食べ物の認識力」が低下することが関係していると考えられています。また、栄養不足や精神的な不安などが原因で異食行動が現れることもあります。 2024.06.07 認知症について
福祉用語について 日常生活自立度とは?介護度との関係をわかりやすく解説 日常生活自立度(ADL)とは、食事や入浴、排泄など、日常生活における基本的な動作をどの程度自分で行うことができるかを示す指標です。 具体的には、食事、排泄、着替え、入浴、移動、トイレの使用などの項目があり、それぞれの項目について、一人でできるのか、一部介助が必要なのか、全面的に介助が必要なのかを評価します。 この評価結果によって、必要な介護の程度を客観的に判断することができます。 2024.06.08 福祉用語について
高齢者の病気について 高齢者介護と水痘の関係 水痘は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。子供の頃に発症することが多いため、「みずぼうそう」という名前で馴染み深い方も多いかもしれません。感染力が非常に強く、咳やくしゃみなどの飛沫感染、水ぶくれの液体に直接触れることによる接触感染によって広がります。主な症状としては、発疹やかゆみ、発熱などが挙げられます。通常は1~2週間で自然に治癒しますが、高齢者の方や免疫力が低下している方の場合、重症化するリスクがあります。 2024.06.08 高齢者の病気について
高齢者の病気について 要注意!粘血便が出たら? 粘血便とは、便に血液が混じり、さらに粘液が混ざっている状態を指します。便の色は、明るい赤色から黒っぽい色まで様々です。また、ドロッとした質感があり、見た目にもわかりやすい変化があります。このような便が出た場合は、消化管のどこかに出血や炎症が起こっている可能性があり、注意が必要です。 2024.06.08 高齢者の病気について
高齢者の病気について 介護の現場で知る『視野狭窄』とその影響 - 介護の現場で知る『視野狭窄』とその影響 -# 視野狭窄とは?症状と原因を解説 視野狭窄とは、見ている範囲(視野)が狭くなる状態を指します。視界の中心部は見えていても、周囲が見えづらくなったり、全く見えなくなったりします。視野が狭くなる範囲や程度は人によって様々です。 視野狭窄は、緑内障、網膜剥離、脳梗塞など、様々な病気が原因で起こることがあります。症状としては、物にぶつかりやすくなる、転倒しやすくなる、人の顔が見えにくい、文字が読みにくいといったものがあります。 特に高齢者は、これらの病気を発症するリスクが高いため、視野狭窄に注意が必要です。介護の現場においても、利用者の安全を守るためには、視野狭窄の症状や原因について理解を深めておくことが重要です。 2024.06.07 高齢者の病気について
高齢者の健康のために silent aspiration: 見逃さないで!高齢者の誤嚥リスク 食べ物が誤って気管に入ってしまう「誤嚥」。咳き込んだり、むせたりするとすぐに分かりますが、実は気づきにくい誤嚥もあるのです。それが「不顕性誤嚥」です。 通常、食べ物が気管に入ると、反射的に咳が出て異物を排出します。しかし、加齢や病気などによりこの反射が弱まると、誤嚥が起きても気づかないケースが出てきます。これが不顕性誤嚥で、特に高齢者に多く見られます。 自覚症状がないため、本人も周囲も気づかないまま放置してしまうことが多く、肺炎などの重大な合併症を引き起こすリスクがあります。高齢者の食事介助や、持病をお持ちの方は、日頃から誤嚥のリスクを意識しておくことが重要です。 2024.06.06 高齢者の健康のために
高齢者の病気について 高齢者施設でのVRE感染対策 VREは、バンコマイシン耐性腸球菌(Vancomycin-Resistant Enterococcus)の略称です。 腸球菌は、健康な人の腸内にも commonly存在する細菌で、通常は病気を引き起こしません。しかし、バンコマイシンという抗生物質が効かない腸球菌が増加しており、これがVREと呼ばれています。 VREは、高齢者施設など、抵抗力が弱っている人が多く集まる場所で感染が広がりやすい傾向があります。 2024.06.08 高齢者の病気について
福祉用語について 介護の現場で見えにくい問題:社会的引きこもり 近年、社会問題として広く認知されるようになった『社会的引きこもり』。実は、この問題は介護の現場においても深刻化しています。しかし、その実態は見えにくく、対応が遅れているのが現状です。介護現場における『社会的引きこもり』とは、病気や障がい、高齢などを理由に、介護が必要となった方が、家庭という限られた空間で生活するようになり、社会とのつながりを失っていく現象を指します。 従来の『社会的引きこもり』のイメージは、若年層が自宅にこもりがちになる状況を指す場合が多かったかもしれません。しかし、介護が必要となる高齢者や、病気や障がいによって外出が困難になる人々の中にも、『社会的引きこもり』の状態に陥るケースは少なくありません。 2024.06.07 福祉用語について
福祉用語について 30分圏内が鍵?住み慣れた街で暮らす『日常生活圏域』 「日常生活圏域」という言葉、聞いたことがありますか? これは、高齢になっても住み慣れた地域で、自分らしく、安心して暮らし続けるために注目されている考え方です。 簡単に言うと、自宅を中心として、歩いて30分圏内、もしくはバスや電車などを利用して約1km圏内のエリアのことを指します。 2024.06.08 福祉用語について
福祉用語について 転倒から守る!ヒッププロテクターを知ろう 年齢を重ねると、どうしても筋力やバランス感覚が低下し、転倒のリスクが高まります。特に高齢者の場合、転倒は骨折に繋がりやすく、その後の生活に大きな影響を与える可能性があります。骨折の中でも多いのが大腿骨頸部骨折で、寝たきりの原因にもなりかねません。介護が必要になったり、生活の質が低下したりすることも少なくありません。 そこで注目されているのがヒッププロテクターです。これは転倒時に衝撃を吸収し、骨折のリスクを軽減する下着の上から装着するタイプの保護具です。高齢者の転倒による骨折を防ぐためには、日頃からの運動や環境整備と合わせて、ヒッププロテクターの活用が有効な手段となります。 2024.06.08 福祉用語について
福祉用語について 知っておきたい!福祉避難所の役割とは 災害時、誰もが安全な場所へ避難できるのが理想ですが、現実には、高齢の方や障がいのある方など、配慮が必要な方々にとって、一般的な避難所での生活が難しい場合があります。 そこで、そうした方々が安心して避難生活を送れるよう、特別な配慮がなされた施設として、福祉避難所が存在します。 2024.06.06 福祉用語について
高齢者の病気について 介護現場におけるO157感染症対策 腸管出血性大腸菌感染症は、病原性大腸菌によって引き起こされる感染症です。その中でも、特にO157という血清型の菌によるものが有名で、しばしば深刻な食中毒を引き起こします。主な症状としては、激しい腹痛や下痢、血便などがあげられます。重症化すると、溶血性尿毒症症候群(HUS)などを発症し、命に関わるケースもあるため、注意が必要です。 2024.06.07 高齢者の病気について
高齢者の病気について 介護現場における新興感染症対策 近年、世界中で「新興感染症」の脅威が叫ばれています。これは、新しく発見された病原体によって引き起こされる感染症や、過去に流行したものの、近年再び増加傾向にある感染症のことを指します。世界的な人の移動や物流の拡大、気候変動などの影響で、今後も新たな感染症が出現する可能性は十分に考えられます。介護現場においても、高齢者や基礎疾患を持つ方が多く生活していることから、特に注意が必要です。 2024.06.07 高齢者の病気について
高齢者の病気について 介護の現場から:失禁関連皮膚炎を知っていますか? 失禁関連皮膚炎とは、尿や便による刺激が原因で起こる皮膚の炎症のことです。おむつやパッドを使用している高齢者に多く見られます。 皮膚が赤くなったり、かゆみを伴ったり、ひどい場合にはただれてしまうこともあります。高齢者のQOL(生活の質)を大きく低下させる要因となるため、予防と適切なケアが非常に重要です。 2024.06.06 高齢者の病気について
福祉用語について 介護の現場の「微温湯」、その効果と利用法 「微温湯」とは、34℃前後と、体温より少しぬるめの温度のお湯のことを指します。古くから、医療現場でもやけどや創傷の治療などに用いられてきました。近年では、そのリラックス効果や血行促進効果が注目され、介護の現場でも積極的に活用され始めています。 2024.06.08 福祉用語について
福祉用語について 介護における『自助』とは? 介護の世界において『自助』とは、利用者自身が自らの力で、可能な限り自立した生活を送ることを意味します。これは決して簡単なことではなく、身体機能の低下や病気など、様々な困難を伴う場合も少なくありません。しかし、「自分でできることは自分で行う」という意識を持つことは、利用者の尊厳を守り、より豊かな生活を送る上で非常に重要です。 自助の精神は、単に身体的な自立を促すだけではありません。自らの力で生活を維持することで、自信や達成感を育み、精神的な自立にも繋がるのです。また、介護者への負担を軽減することで、より良い関係を築くことにも繋がります。介護における『自助』は、利用者と介護者の双方にとって、より良い未来を創造するための重要な鍵と言えるでしょう。 2024.06.08 福祉用語について
高齢者の病気について 介護現場における結核対策 結核は、結核菌によって引き起こされる感染症です。主に肺に感染し、咳やくしゃみによって空気中に菌が放出され、それを吸い込むことで感染が広がります。かつては「国民病」とも呼ばれましたが、近年では医療の進歩や生活環境の改善により患者数は減少傾向にあります。しかし、依然として日本は先進国の中では結核罹患率が高く、特に高齢者施設などでは集団感染のリスクもあるため、注意が必要です。 2024.06.07 高齢者の病気について
福祉用語について 知って得するシルバーサービスの基礎知識 シルバーサービスとは、高齢者の生活をサポートするための様々なサービスを総称した言葉です。 公共機関や民間企業が提供しており、介護保険サービスのように年齢や要介護度の認定は必要ありません。そのため、介護保険サービスを利用するほどではないけれど、日常生活でちょっとしたお手伝いが必要な方に最適です。具体的には、家事代行や買い物代行、身の回りの世話、送迎サービスなど、多岐にわたるサービスが存在します。 2024.06.07 福祉用語について
高齢者の健康のために 介護の知恵!白湯の効果と作り方 高齢者の体調管理において、白湯は手軽ながらも様々な効果が期待できるため、介護現場で積極的に取り入れられています。 まず、白湯は体温を上昇させる効果があります。 起床時や入浴後、冷えを感じるときに白湯を飲むことで、内側から体を温め、血行促進や代謝アップを促します。 また、脱水症状の予防にも役立ちます。 高齢になると、体内の水分量が減少し、喉の渇きを感じにくくなる傾向があります。 白湯をこまめに飲むことで、必要な水分を補給し、熱中症や便秘の予防にも繋がります。 さらに、白湯は服薬の補助としても有効です。 薬を飲む際に白湯を一緒に飲むことで、薬がスムーズに胃に届き、効果を最大限に引き出すことができます。 このように、介護現場において白湯は、健康維持や体調管理に欠かせない役割を担っています。 2024.06.08 高齢者の健康のために