
介護現場の必須用語「アウター」って何?
介護施設などで働く際、頻繁に耳にする言葉の一つに「アウター」があります。しかし、これは普段私たちが使っている「コート」や「ジャケット」といった意味ではありません。介護現場における「アウター」とは、利用者様が着ている洋服の上から羽織る、カーディガンやベスト、上着全般を指します。
なぜ「アウター」という言葉を使うのかというと、それは利用者様の尊厳を守るためです。介護の現場では、利用者様自身の所有物を明確にすることが非常に重要になります。洋服一つとっても、どれが利用者様の私物でどれが施設のものなのかを、はっきりと区別する必要があるのです。そのために、私物の洋服を「アウター」と呼ぶことで、施設の衣類と区別し、取り違えを防いでいるのです。