
「排菌者」って?正しく理解し、感染を防ごう
介護の現場では、高齢者の方々と接する機会が多くあります。そのため、感染症のリスクと隣り合わせであることを常に意識しておく必要があります。特に、「排菌者」という言葉は、感染症予防の観点から重要なキーワードです。「排菌者」とは、体内に病原体を持っており、その病原体を体外に排出している人のことを指します。
重要なのは、排菌者=患者ではないということです。病原体を体内に持っている、つまり感染していても、発熱や咳などの症状が出ていない場合もあります。このような場合、無症状であっても、周囲に病原体を広げてしまう可能性があるため注意が必要です。介護現場では、特に高齢者や免疫力が低下している方など、感染症にかかりやすい方が多くいらっしゃいます。そのため、「排菌者」の存在を正しく理解し、適切な感染対策を行うことが重要になります。