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高齢者の病気について

介護保険と慢性気管支炎の関係

慢性気管支炎は、長期間にわたって咳や痰が続く病気です。気管支に炎症が起こり、空気の通り道が狭くなってしまうことで、呼吸困難を引き起こします。主な原因は喫煙ですが、大気汚染や感染症なども発症に関与しています。慢性気管支炎は、自然に治癒することは難しく、進行すると日常生活に支障をきたすこともあります。そのため、早期の診断と適切な治療、そして介護保険などの公的サービスの活用が重要となります。
福祉用語について

介護現場のマーゲンって?知っておきたい医療用語

介護の現場では、専門用語を日常的に使ったり、分かりやすく言い換えたりすることがあります。その中でも「マーゲン」という言葉は、医療従事者とのコミュニケーションや記録などで頻繁に登場します。実は「マーゲン」はドイツ語が由来で、日本語では「胃」を意味します。つまり、「マーゲン」と聞いたら「胃」に関することだと理解しましょう。 具体的には、「マーゲンの調子はどうですか?」と聞かれた場合は、「胃の具合はいかがですか?」と同じ意味になります。また、「マーゲンチューブ」は「胃チューブ」、「マーゲン食」は「胃ろうからの栄養剤」といったように言い換えられます。このように、介護現場では「胃」のことを「マーゲン」と呼ぶことが一般的です。利用者の方とより良いコミュニケーションを取るため、そして、より質の高いケアを提供するためにも、これらの言葉を理解しておくことが大切と言えるでしょう。
福祉用語について

介護と末梢神経系:知っておきたい基礎知識

末梢神経系とは、脳や脊髄などの中枢神経系から枝分かれし、全身に張り巡らされた神経のネットワークのことです。この神経系は、感覚情報を中枢神経系に伝えたり、筋肉の動きをコントロールしたりすることで、私たちが外界と相互作用することを可能にしています。 例えば、熱いものに触れたときに手を引っ込める反応や、歩いたり、物を掴んだりする動作も、末梢神経系が正常に機能することで成り立っています。
認知症について

まだら認知症:症状と理解のための基礎知識

まだら認知症は、認知症の一種ですが、アルツハイマー病とは異なる特徴を持っています。アルツハイマー病では、記憶力や思考力など、さまざまな認知機能が徐々に低下していくのに対し、まだら認知症は、認知機能の一部がまだら状に障害される点が特徴です。具体的には、ある特定の能力は保たれている一方で、他の能力は著しく低下している、といった状態が見られます。そのため、周囲からは認知症とは気づかれにくい場合もあり、診断が難しいケースも少なくありません。
高齢者の病気について

介護施設でのマイコプラズマ肺炎にご用心

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ・ニューモニエという病原体が原因で起こる肺炎です。細菌とウイルスの両方の性質を持つ、特殊な病原体によって引き起こされます。 感染力が強く、特に体力のない高齢者は重症化しやすいという特徴があります。飛沫感染といって、咳やくしゃみによって感染が広がります。潜伏期間は2~3週間と比較的長く、気づかないうちに周囲に感染を広げてしまうケースも少なくありません。
高齢者の健康のために

意外と知らない?巻き爪の予防と対処法

巻き爪とは、爪の端が内側に湾曲し、周囲の皮膚に食い込んでしまう状態を指します。多くは足の親指に起こりやすく、痛みや腫れを伴うことがあります。進行すると、歩行困難になる場合もあるため、正しい知識と早めの対処が大切です。
福祉用語について

介護と向き合う:慢性疾患の基本とケア

慢性疾患とは、長い期間にわたって症状が続き、完治が難しい病気のことを指します。具体的には、がん、心臓病、脳血管疾患、糖尿病、慢性呼吸器疾患などが挙げられます。これらの病気は、患者さんの身体的な負担だけでなく、精神的なストレスや経済的な負担も大きいため、本人や家族にとって大きな問題となっています。近年、高齢化の進展に伴い、慢性疾患を抱える方が増加しており、介護の現場においても重要なテーマとなっています。
高齢者の病気について

介護とCOPD:知っておきたい基礎知識

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、空気の通り道である気道が狭くなることで息切れや咳、痰などの症状が現れる病気です。主な原因は長年の喫煙とされていますが、受動喫煙や大気汚染、職場環境なども発症に関与すると考えられています。COPDは徐々に進行する病気であるため、初期には自覚症状が出にくく、気づかないうちに病気が進行している場合もあります。 COPDは、完治が難しい病気ですが、早期に発見し適切な治療やケアを行うことで、症状の進行を遅らせ、日常生活の質(QOL)を維持することが可能です。
福祉用語について

介護における『マンパワー』とは?その重要性と課題

介護の現場において、質の高いサービス提供は、何よりも重要です。そして、その質を支えているのが、まさに『マンパワー』、すなわちそこで働く介護職員一人ひとりです。 利用者様一人ひとりの状態を把握し、身体的なケアはもちろんのこと、心のこもったコミュニケーションや生活のサポートを行うには、高い専門性と豊富な経験、そして深い愛情を持った介護職員の存在が欠かせません。 介護の仕事は、時に肉体的にも精神的にも負担が大きい仕事です。しかし、介護職員一人ひとりの熱意や献身的な努力が、利用者様の笑顔や生活の質に直結していることを忘れてはなりません。
福祉用語について

血圧測定の必需品「マンシェット」知ってますか?

「マンシェット」とは、血圧測定に欠かせない、腕に巻く帯状の器具のことです。病院や健康診断などで、看護師さんや医師が腕に巻いているのを見たことがあるのではないでしょうか? あの青い、あるいは黒い帯状のものが「マンシェット」です。別名「カフ」とも呼ばれています。マンシェットは、内部に空気袋が入っており、空気を送り込むことで腕を圧迫し、血流を一時的に止めることで、血圧を測定します。 血圧測定というと、聴診器をイメージする方もいるかもしれませんが、聴診器と併用するのは「水銀血圧計」の場合。最近は、自動血圧計が主流となっており、家庭でも簡単に血圧を測定することができます。