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高齢者の病気について

介護と脳出血:知っておきたい基礎知識

脳出血とは、脳の中の血管が破れて出血し、周囲の脳組織にダメージを与えてしまう病気です。 高血圧が主な原因とされており、その他にも動脈硬化や喫煙、飲酒、ストレスなどがリスク因子として挙げられます。脳のどの部分で出血が起こるか、出血量が多いか少ないかによって症状は大きく異なり、半身まひや言語障害、意識障害などがみられます。重症化すると命に関わることもあるため、早期発見と迅速な治療が重要です。
高齢者の病気について

介護と脳血管障害:知っておきたい基礎知識

脳血管障害とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳に障害が起こる病気の総称です。 脳は、身体の機能をコントロールする司令塔であるため、脳血管障害が起こると、麻痺や言語障害など、様々な障害が現れることがあります。代表的な脳血管障害として、脳梗塞と脳出血があります。
高齢者の病気について

介護と脳梗塞:知っておきたい基礎知識

脳梗塞とは、脳の血管が詰まってしまう病気です。脳は、体中に指令を出す司令塔のような役割を担っており、たくさんの酸素と栄養を必要とします。 脳に血液を送る血管が詰まってしまうと、脳細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなり、脳細胞がダメージを受けてしまうのです。 このダメージによって、体の麻痺やしびれ、言葉の障害、意識障害など、様々な症状が現れます。詰まり方や場所、範囲などによって症状は異なり、命に関わる場合もあります。
福祉用語について

介護とノルアドレナリン:その影響と対処法

ノルアドレナリンは、私たちの体内で分泌される神経伝達物質の一つです。神経伝達物質とは、脳からの指令を伝える、いわば体内のメッセージのようなものです。ノルアドレナリンは、特にストレスを感じた時に多く分泌され、心拍数や血圧を上昇させ、身体を活動的な状態に導く働きがあります。これは、古代から人間が危険に遭遇した際に生き延びるために発達した、闘争・逃走反応と呼ばれる重要な反応です。
高齢者の健康のために

介護現場における脳貧血とその対策

脳貧血は、医学的には『一過性脳虚血発作』と呼ばれるもので、脳への血流が一時的に不足することで起こります。 脳に十分な酸素が供給されなくなることで、めまいやふらつき、意識消失などの症状が現れます。多くは短時間で回復しますが、中には脳梗塞などの重篤な病気の前兆である場合もあるため、注意が必要です。
高齢者の食事について

誤嚥を防ぐ!濃厚流動食とは?

食べ物を飲み込む力が弱まってしまった方にとって、食事は楽しみであると同時に、誤嚥のリスクと隣り合わせの行為でもあります。口にしたものがうまく食道へ送られず、気管に入ってしまう誤嚥は、肺炎などの深刻な病気につながる可能性もあるため、注意が必要です。 そこで注目されているのが「濃厚流動食」です。 濃厚流動食とは、その名の通り、通常の流動食よりもとろみを強くした食事のことを指します。飲み込みやすさを追求することで、安全に栄養を摂取することを目指します。
福祉用語について

ノーマライゼーション:共生社会への道

「ノーマライゼーション」。耳にする機会は増えてきたものの、具体的にどのような意味を持つ言葉か、理解している人は意外と少ないかもしれません。 ノーマライゼーションとは、障害のある人もない人も、互いに支え合い、共に生きる社会を実現する考え方です。 1950年代にデンマークで提唱され、その後、世界中に広まりました。 障害は、社会の中にあるバリアによって作り出されるという考え方が根底にあります。 例えば、車椅子の人が一人で外出する際に、階段しかない建物はバリアとなります。 ノーマライゼーションは、このような社会のあらゆるバリアを取り除くことで、誰もが自分らしく生きられる社会を目指しています。
福祉用語について

生命の根幹「脳幹」:介護で知っておきたいこと

生命維持の中枢を担う「脳幹」。呼吸、心臓の動き、体温調節など、私たちが生きていく上で欠かせない機能をつかさどっています。脳幹は、大きく「中脳」「橋」「延髄」の3つの部分に分けられます。それぞれの役割を理解し、脳幹がいかに重要な役割を担っているかを見ていきましょう。
認知症について

知って安心!脳血管性認知症の基礎知識

脳血管性認知症は、脳卒中などが原因で脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなり、認知機能が低下してしまう病気です。アルツハイマー型認知症に次いで多い認知症として知られています。 脳の損傷を受けた場所によって症状は異なり、記憶障害や言語障害、注意障害、遂行機能障害など、さまざまな症状が現れます。
高齢者の病気について

介護と脳卒中:知っておきたい基礎知識

脳卒中とは、脳の血管に障害が起こることで、脳の機能が損なわれる病気です。 脳は、身体の動きや感覚、言語、思考などをコントロールする重要な器官であるため、脳卒中を発症すると、麻痺や言語障害、意識障害など、様々な後遺症が残ることがあります。 脳卒中には、大きく分けて「脳梗塞」と「脳出血」の2種類があります。脳梗塞は、脳の血管が詰まることで脳細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなる病気です。一方、脳出血は、脳の血管が破れて出血し、脳細胞が損傷を受ける病気です。 脳卒中の発症リスクを高める要因としては、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、飲酒、運動不足、肥満、ストレスなどが挙げられます。 また、加齢も脳卒中の発症リスクを高める要因の一つです。 脳卒中は、早期発見・早期治療が非常に重要です。後遺症を残さないためには、発症した際に迅速な対応が必要です。脳卒中の症状としては、顔面麻痺、腕の脱力、言葉の障害などが挙げられます。これらの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
福祉用語について

介護の現場で知っておきたい「ノンレム睡眠」

私たちが眠っている間、実は脳は2つの異なる睡眠状態を繰り返しています。それが「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」です。 ノンレム睡眠は、脳が休息している状態を指します。身体の動きが少なくなり、呼吸や心拍も落ち着いてきます。この深い眠りの中で、私たちの身体は成長ホルモンを分泌し、疲労回復や免疫力向上などを行っています。 一方、レム睡眠は、脳は活動しているものの、身体は休息している状態です。この時、夢を見ていることが多いとされています。レム睡眠中は、記憶の整理や定着が行われていると考えられています。
高齢者の病気について

介護施設でのノロウイルス対策徹底ガイド

ノロウイルスは、非常に感染力の強いウイルスで、嘔吐や下痢などの激しい胃腸炎を引き起こします。 特に、免疫力の低下しやすい高齢者が集まる介護施設では、一度発生すると集団感染に発展しやすく、重症化のリスクも高まるため、徹底した対策が必要不可欠です。 ノロウイルスによる主な症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などで、潜伏期間は1~2日程度とされています。 感染経路は、主にウイルスを含む糞便や嘔吐物からの経口感染で、ごくわずかな量のウイルスでも感染が成立してしまうため、注意が必要です。